この模様の正体は?アワビ殻のかけらが描く虹色
虹色のかけらが並んだ、この楕円の模様。何でできているか分かりますか?答えはアワビの殻です。今回は、出荷できなくなったアワビの殻から生まれたアクセサリーを、模様の美しさに注目して紹介します。
模様の正体はアワビの殻


近くで見ると、緑やピンクにゆらめくかけらが重なり合っています。この虹色は、アワビの殻がもともと持っている天然の光沢です。光の角度によって表情を変えるため、見る向きで印象が変わります。
出荷できなかったアワビから

使用しているのは、岩手県大船渡市の陸上養殖アワビの殻です。森林火災の影響で設備が停止し、出荷できなくなったアワビの殻を、アクセサリーとして再生しました。本来なら失われていた素材です。
かんざしにすると、和装になじむ


アワビの貝殻は、昔から日本の工芸「螺鈿(らでん)」にも使われてきた素材です。かんざしの頭にのせると、着物の装いにも自然になじみます。並べてみると、一つひとつ模様がちがうことがよく分かります。天然素材のため模様や色味には個体差があり、同じ模様は二つとして存在しません。
リングやペンダントにも


かんざしだけでなく、リングやペンダントなど、ふだん使いのアクセサリーにもしています。どれも一点物で、軽いのも特徴です。
私たちが届けたいのは、貝殻そのものではなく「選択肢」です。採掘された鉱石ではなく、海が育てた天然素材を選ぶという選択。廃棄される素材ではなく、価値を見出すという選択。誰かが不要と判断した素材の中にも、まだ見えていない価値があります。その価値を見つけること。それが無限アップサイクルの考え方です。
動画は Instagram(@mugen_upcycle)と YouTube でも公開しています。

