
常若紅茶の原料は庭のやっかいものどくだみです。
どくだみは日本薬局方に「十薬(じゅうやく)」として登録されいる唯一の野草で、薬用植物として扱われます。十薬は、便通改善、高血圧・動脈硬化の予防、抗菌作用などの民間薬や漢方薬としての利用のほか、現代の医薬品や健康茶としても用いられています。

庭のやっかいもののどくだみですが、休耕田を使用して栽培すると薹(トウ)立ちして高さが30cm以上まで成長します。
この休耕田を活用して栽培したどくだみこそが常若紅茶の原料です。

採取時期は花が咲いた6月以降です。
花が咲いている時期のどくだみは効能が一番高いと言われています。
このどくだみを丁寧に水洗浄して乾燥させます。
ある程度乾燥できたら次の工程は発酵です。どくだみを揉んで発酵させます。

発酵が完了した後に再度乾燥させます。
乾燥したどくだみを粉末状に粉砕します。
粉末状にしたどくだみは想像できないほどフルーティーな香りがします。
どくだみ紅茶の完成です。

どくだみ紅茶を実際に味わう際にはナイロンバックが一番抽出されやすいことがわかりました。
しかもさらに抽出されやすい三角バックに加工しました。

楽しみ方は自由ですが、甘味を堪能できる飲み方を紹介します。
沸騰したお湯1リットルに対して、1パック~2パック入れます(火を止める)。
少し冷めるまで待って冷蔵庫で冷やすか、氷を入れてコールドで飲みます。
どくだみ紅茶のフルーティーな甘味を味わえる飲み方です。